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なぜ症状が改善されるのですか?

低出力衝撃波刺激による血管新生について

 私たちはこれまでに、様々な基礎的な実験研究をおこなってきました。ヒトの培養細胞を用いた実験により、培養細胞に衝撃波を当てると、種々の血管増殖因子(毛細血管の発達を促す物質)の分泌が増えること、また、その効果は、弱い出力の衝撃波を当てた時に顕著に認められることを明らかにしました。

 人工的に血流や心機能を低下させたブタ慢性虚血心モデルを用いた実験により、衝撃波を照射した領域において、毛細血管の数が増え、心筋血流量や心機能が改善することも明らかにしました。さらに、人工的に血流を低下させたウサギ慢性下肢虚血モデルでも、同様に、衝撃波を照射した領域において、毛細血管の数が増え、下肢血流が改善することを明らかにしました。

 以上のような結果から、低出力の衝撃波を照射することにより、慢性的に血液循環が不十分な領域において、毛細血管の発達が促進されて血流量が増加し、それに伴い、胸痛発作の頻度が減ったり、足の痛みなく歩けるようになるのではないかと考えられます。

 私たちが開発したこの治療法は、現在、世界中に広まりつつあります。狭心症に対する体外衝撃波治療は、私たちが設定した治療条件に則って、以下の地図にお示しした施設でもおこなわれています。

狭心症に対する体外衝撃波治療をおこなっている施設
狭心症に対する体外衝撃波治療をおこなっている施設
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