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医療従事者の方へ

治療方法について

(1)狭心症に対する体外衝撃波治療

 ベッド上で仰臥位になった患者さんの胸に、衝撃波発生装置を当て、装置に内蔵した超音波プローベで虚血領域に照準を合わせて、体外から衝撃波を照射します。虚血領域の広さに応じて40~120ヵ所、1ヵ所あたり200発の衝撃波を照射します。1回の治療時間は約3時間で、1~2日おきに3回治療をおこないます。衝撃波の強さは、結石破砕治療の約10分の1という低出力ですので痛みはほとんどありません。治療中は、心電図モニターで常時監視しており、不整脈など異常が生じた際には、即座に治療を中断することができます。麻酔や手術は不要で、途中でトイレに行くことも可能です。検査も含めた入院期間は約2週間になります。入院費用や検査費用は保険適応ですが、衝撃波治療の費用(3回の治療で265,500円)は全額自己負担となります。狭心症に対する体外衝撃波治療は、2010年7月に厚生労働省の高度医療に承認されています。

心臓の治療風景
心臓の治療風景

(2)閉塞性動脈硬化症に対する体外衝撃波治療

 ベッド上で腹臥位になった患者様さんの下腿に、衝撃波発生装置を当て、装置に内蔵した超音波プローベで虚血領域に照準を合わせて、体外から衝撃波を照射します。1ヵ所あたり200発、40ヵ所のに衝撃波を照射します。1回の治療時間は約1時間で、1~2日おきに9回治療をおこないます。衝撃波の強さは、結石破砕治療の約10分の1という低出力ですので痛みはほとんどありません。麻酔や手術は不要で、途中でトイレに行くことも可能です。通常の検査入院と同様、入院費用や検査費用はかかりますが、衝撃波治療の費用は無料です。

下肢の治療風景
下肢の治療風景

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