会長

会長写真

第8回日本NO学会学術集会(平成20年5月9-10日、仙台国際センター)を担当させていただくことになりました。皆様にはどうぞ宜しくお願い申し上げます。

本学会は急速に発展するNO研究に関して、異なる分野の研究者が一同に会し、幅広い学術交流や情報交換の機会を提供することを目的に平成12年5月に設立されました。

第1回学術集会は平成13年5月竹下彰九大教授(循環器内科学)が担当され、その後、毎年1回の割合で学術集会を開催してきました。会長は、第2回(平14)長野哲雄東大教授(薬学)、第3回(平15)前田浩熊大教授(微生物学)、第4回(平16)谷口直之阪大教授(生化学)、第5回(平17)野村靖幸北大教授(薬学)、第6回(平18)平田結喜緒東京医科歯科大教授(内分泌学)、第7回(平19)岡村富夫滋賀医大教授(薬理学)が担当され、臨床系と基礎系の研究者がほぼ交互に会長を担当することで行われてきました。特に平成16年は第3回国際NO学会との共同開催となり、谷口教授が会長、横山光宏神戸大教授(循環器内科学)が副会長を務められ、世界各地からNO研究者が一同に会し、充実した学術集会になりました。

私は、赤池孝章現副理事長と共に本学会の設立に参加し、また、第1回学術集会では竹下会長の下で事務局長を務めたこともあり、今回、第8回の学術集会を開催させていただきますことは大変感慨深いものがあります。この8年の間にNO研究はわが国でも活発に行われ、基礎・臨床の多くの分野から重要な知見が世界に向けて発信されてきました。

第8回の学術集会も例年同様、2つの基礎系のシンポジウム、2つの臨床系のシンポジウム、NOフォーラム等を企画しており、さらに、特別講演には、海外から、ノーベル賞受賞者のIgnarro教授(UCLA)をはじめ、Vanhoutte教授(香港大学)、Michel教授(ハーバード大学)らの参加を予定しております。

本学術集会におきましてNO研究の最新の知見の発表や情報交換等が活発に行われ、わが国のNO研究がさらに発展することを願っております。多くの皆様のご参加をどうぞ宜しくお願い申し上げます。

下川 宏明
東北大学大学院医学系研究科 循環器病態学分野