カテーテル検査について

カテーテルとは

「カテーテル」とはラテン語で“管”を意味します。循環器領域では1~3mm程度の細さの管を使用する検査や治療が多く、場合によっては6-7mm程度の太さのある管を用いる治療もあります。通常、腕や太ももなどにある血管から入れ、血管伝いに心臓へ進めていき、心臓および周囲の各種血管に検査や治療を施します。大がかりな切開手術を必要としないので、比較的短時間で、患者様の体への負担も少ない医療手法となっております。

カテーテル検査の種類

左心カテーテル検査(冠動脈造影、バイパスグラフト造影、左室造影、大動脈造影など)
右心カテーテル検査(心内圧、心拍出量、シャント率、右室造影、肺動脈造影、心筋生検など)
電気生理検査

カテーテル治療の種類

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)
下肢動脈、腎動脈など末梢血管への血管内治療術(EVT)
経カテーテル的大動脈弁置換術(TAVI)
バルーン肺動脈形成術(BPA)
心房中隔欠損症/卵円孔に対する経カテーテル閉鎖術
左心耳閉鎖術
経皮的僧帽弁クリッピング術
カテーテルアブレーション