東北大学不整脈グループは不整脈専門医を中心に、他の循環器内科グループや他科とも連携を図りながら、循環器疾患の中でも主に不整脈に関する診断・治療を行っています。カテーテルアブレーションを含め、心臓植込みデバイス治療(ペースメーカ)、植込み型除細動器(ICD)、心臓再同期療法(CRT:図1)などや、遺伝性不整脈疾患の診断と治療など、多岐にわたり高度先端治療を展開し、日本だけでなく世界におけるトップレベルの診断・治療を行うことを目指しています。
不整脈グループの特色
東北地方各地より不整脈疾患を有する数多くの患者さんをご紹介いただき、通院及び入院治療を行っています。不整脈の根治治療につながるカテーテルアブレーションでは、3次元マッピングシステム(CARTO:図2)、Ensiteやクライオバルーンアブレーションを含めた最先端の医療機器を駆使しています。心房細動を含めた通常の上室性不整脈に加え、先天性心疾患に合併する複雑な上室性不整脈や心筋梗塞、拡張型心筋症などの器質的心疾患にともなう心室頻拍などの難易度の高いカテーテルアブレーション治療にも対応しています。心臓植込みデバイス治療に関しては、2016年からは完全皮下植込み型のICD治療(S-ICD)の使用も開始しており、多角的医療を実践しております。
アブレーション術中風景
施設認定
- ペースメーカ移植術認定施設
- 埋込型除細動器移植術認定施設
- 両心室ペースメーカ移植術認定施設
- 両心室ペーシング機能付き埋込型除細動器移植術認定施設
不整脈グループの主な活動実績
不整脈グループ治療実績
カテーテル検査・治療(アブレーション)の年次別推移
カテーテルアブレーションの内訳
デバイス治療の年次別推移