院外心停止例の病態解明

 院外心停止例は、年間3~5万件と推定され、交通事故死亡者数の3~4倍に及びます。近年市民よる心肺蘇生実施やAED(自動体外式除細動器)の普及により救命率が向上しています。なぜ心停止に陥ったか?その病態解明は極めて重要です。当科では冠動脈や心筋に器質的な異常が認められない場合、冠攣縮誘発(アセチルコリン負荷試験)・心室細動誘発(電気生理学的検査)を追加し機能的評価を併せて行っています。


院外心停止例の病態解明