林 秀華 Hideka Hayashi

初期研修2年、後期研修2年を経て卒後5年目に大学院に入学しました。
現在は臨床疫学グループおよび不整脈グループに所属させていただき、研究を行っています。


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【入学の動機】

 後期研修では様々な患者さんを受け持たせていただきましたが、自分が不整脈疾患の患者さんで悩んだ経験や不整脈疾患の治療の幅広さ(薬物治療、デバイス治療、カテーテルアブレーションなど)に興味が深まり、より専門的に学びたいと思い大学院進学を希望しました。

【大学院生活の様子】

 大学院入学後は不整脈グループで臨床業務を行いながら、実際に不整脈診療で必要なテーマは何かと考えた時、東北大学が行う慢性心不全患者の多施設前向き観察研究(CHART-2 Study)のデータを元に、心不全患者の突然死・デバイス治療について研究させていただく機会に恵まれました。
 最初の2年間は臨床業務にも従事していたため、病棟業務やカテーテルアブレーションに入らせていただきながら研究を行っていました。また関連病院での外勤もあり大学不在の日もありますが、幸いPCがあればどこでも解析を行うことができるため、時間を見つけて研究を進めています。大学院3年目となり研究活動に専念するため一旦臨床業務からは離れましたが、指導医の先生方だけでなく、大学院の先輩方とも熱心に議論を交わすことで様々な視点から意見が伺うことができ、より一層研究に励んでいます。

【志望する人へのアドバイス】

大学院で研究するというと難しそうなイメージでしたが、実際に大学院に入ってみて、自分の興味ある分野の知識を深めていくことができ良かったと思っています。大学には基礎、臨床いずれにも専門の先生方がおられますので、選択肢が広がっています。専門性を磨くだけでなく、いろんな刺激を受けて循環器内科医として成長できると思います。