迫田 みく Miku Sakota

 幅広い症例の経験と希望に沿った研修スケジュールの相談ができ、臨床・研究のいずれも盛んに行われている医局を魅力に感じ、当科での研修を選択しました。
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ヘリでの患者搬送

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気仙沼市立病院のスタッフと

 大学病院では循環グループに属し、主治医として診療に携わっています。重症心不全や劇症型心筋炎、先天性心疾患など大学病院でしか経験できない疾患も多く、カンファレンスも充実しており1例1例を深く診ることができ、PCPS・IABP挿入や心嚢穿刺などの手技の機会もあります。国際学会(AHA)での発表や、症例報告作成の機会もいただき、日々研鑽を積んでいます。
 専攻医期間中に関連病院での研修も行うことになります。私は地域の中核病院での研修を希望し、卒後3-4年目に気仙沼市立病院で14か月間の研修を行いました。心筋梗塞や狭心症、不整脈、心不全といった一般的な循環器疾患を中心に診療を行い、術者としてPCI約30件、ペースメーカー約20件の手技を経験しました。ヘリコプターでの患者搬送など、地域ならではの貴重な経験もできました。
 医局には子育てをしながら働く女性の先生もおり、キャリアと家庭の両立に関しても相談しやすい環境です。私も研修中に妊娠しましたが、医局の先生方にサポートしていただきながら専門医所得を目指しています。
 3年間で大学病院、市中病院いずれも経験できる研修は非常に魅力的で、循環器診療の視野も広がります。みなさんもぜひ一度見学にいらしてください。

主な学会発表

American Heart Association (AHA) 2019 Philadelphia 一般演題(ポスター)
第83回 日本循環器学会総会 一般演題(ポスター)
第167回 日本循環器学会 東北地方会 一般演題
第168回 日本循環器学会 東北地方会 YIA症例部門
第213回 日本内科学会 東北地方会 プレナリーセッション
第115回 内科学会総会 内科ことはじめ2018
第116回 内科学会総会 内科ことはじめ2019 プレナリーセッション
第4回 日本肺高血圧・肺循環学会 一般演題
第4回 気仙沼循環器セミナー

受賞

第116回 内科学会総会 内科ことはじめ2019 プレナリーセッション 優秀演題賞
第168回 日本循環器学会東北地方会 YIA症例部門 優秀演題賞

症例報告

Internal Medicine. 58:2819-2824, 2019.