当科の教育方針

◇始めに

 臨床・研究・教育を三本柱に、世界をリードする循環器病学の教室を目指して活動しています。これらは互いに密接な関連があり、医師人生のある時期を大学病院で過ごすことで、医師としての可能性を飛躍的に高める機会にして頂ければと願っています。

◇医学部生

 臨床実習から基礎医学まですべてのレベルで、循環器病学を幅広く学ぶ環境を用意しています。1年生の早期医療体験学習、2年生の基礎医学実験、3年生の基礎医学修練、4年生の循環器病学の系統的講義や臨床修練前準備実習(OSCE)、5・6年生の臨床実習など、毎年多くの医学部生を積極的に受け入れています。

◇研修医・専攻医

 虚血グループ、循環グループ、不整脈グループのいずれかに配属して科内ローテート研修を行い、主治医の一人として研修して頂きます。症例は非常に豊富で、初期研修で経験すべき手技や疾患、内科専門医や循環器専門医の取得に必要十分な症例経験を積むことが可能です。さらに、市中病院では経験することができない最先端の治療や最重症の病態など、大学病院ならでは診療に参加することも可能です。循環器内科専門医はもちろん、各サブ・スペシャリティーの専門医・指導医を有する医師が多数在籍しており、日々直接指導を受ける体制が確立しています。

◇大学院生

 基礎研究から臨床研究ならびに疫学研究までいずれも精力的に活動し、国内外の学会や論文発表を通じて世界に向けて情報発信を行っています。熱意溢れる指導医が多数在籍しており、学位研究の指導体制と環境が整っています。大学院卒業後は、個々人の希望に応じて、当院、関連病院、国内留学、海外留学など多様な選択肢が用意されています。

◇生涯教育

 循環器病学は日進月歩であり、生涯教育講座や各種研究会を主催し、最新の循環器病学を学ぶ機会を随時提供しています。

◇最後に:当科を志望される方へ

 当科には若い皆様のロールモデルとなる医師が多数在籍し、臨床・研究・教育に日々精進しています。当科に少しでも興味を持って頂けましたら、お気軽に見学や相談にいらして下さい。