受診される方へ
1. どのような症状に効くのですか?
狭心症に対する標準的治療には、主に(1)薬物治療(おくすり)、(2)冠動脈カテーテルインターベンション(風船やステントを用いて血管を拡げる治療)、(3)冠動脈バイパス手術の3つがあります。今回の治験では、これら標準的治療を十分に受けているにもかかわらず狭心症発作がある患者さん、あるいは、これら標準的治療で改善が見込めない患者さんが対象になります。
具体的には、以下の項目に該当する方に参加いただけます。
- 20歳以上の方
- 十分な薬物を受けているにもかかわらず、胸痛や息切れがある方
- 冠動脈カテーテルインターベンションや冠動脈バイパス手術による治療が困難、あるいは、効果に比べリスクが高いと考えられる方
- 心臓の画像診断(負荷心筋シンチグラフィー)で、心筋虚血(血のめぐりが悪い部分)が生じる領域が確認されている方
- 治験参加について本人から文書で同意が得られている方
- 治療のために少なくとも6日間の入院が可能な方(3カ月間隔で最低2回)
- 胸の痛みの症状や薬の使用状況を日誌に記載できる方
ただし、以下の患者さんは現時点では対象外となります。
- 心不全が安定していない患者さん
- 糖尿病性網膜症で眼底出血のある患者さん
- 癌をお持ちの方や癌の手術を受けてから5年以内の患者さん
詳細についてはお問い合わせください。